ファンコミュニケーションズは2026年12月期通期の業績見通しを大幅に下方修正し、中期経営計画も取り下げました。主力事業の構造変化とAIを活用した検索の普及が影響しているとしています。
ファンコミュニケーションズは2026年12月期における通期の売上高を73億3000万円、営業利益を120,100,000円へと大幅に下方修正したと発表した。中間期の実績は売上高34億3400万円、営業利益4億8900万円で、前回予想から大きく差が出ている。配当予想は維持される。決算短信および業績予想修正のお知らせで確認できる。決算は2026年8月10日実施。
主力のCPAソリューション事業は、取扱高の低迷と主要広告主の出稿予算縮小が影響し、生成AIを活用した検索機能の普及によりSEO依存型サイトのオーガニックトラフィックが減少。これが売上と利益の下押し要因となっている。企業はAIによる検索離れがデジタルマーケティング市場全体の転換点と認識している。
戦略事業は増収となった一方で、セグメント損失は拡大。インフルエンサーマーケティングは大型案件の増加で取扱高が伸び、 LINEマーケティングはAIツールの進化を踏まえた戦略転換を下期に進める方針を示す。ゲームパブリッシングは売上増も原価率上昇が課題。
中期経営計画の最終年度である2027年12月期の目標は取り下げられたが、基本方針と成長戦略の方向性は継続。計画の継続開示が投資判断に資さないとの判断から外れた点はあるが、達成可能性の検討には困難が伴うと説明された。