リコーとエトリアが市場で使われた製品を部品として回収し、消費地近くで新製品を生産する「Circular New」方式を導入。最新の複合機で新規資源の使用を大幅に削減する計画を発表した。
Circular New は製品の企画・設計・製造・使用・回収・再利用を一連の循環として捉える取り組みで、回収部品を再生部品として再度現行モデルの新規生産に活用する点が特徴である。従来のリファービッシュやリマニュファクチャリングとは異なり、部品や資源を直接新製品の原材料として用いる。
生産は消費地近くを意識した体制を整え、従来のコア工場中心の生産に加え、日本の御殿場工場やフランスの工場で新たに生産を開始する。これにより資源を地域で回収・利用・再生産する地域ループを構築し、 virgin資源の使用量を抑制してサプライチェーンの安定性を高めることを目指す。
第一弾製品はリコーのA3モノクロ複合機「RICOH IM 6010/4510/3510/2510」系で、日本およびフランスでの生産分の出荷開始を2027年上半期に見込む。日本・フランスでの原材料使用量は約21%とされ、アジアでの生産分と比べて軽減幅が示されている。
リコーグループは2030年までに virgin資源使用率を60%程度、2050年までに12%へ削減する目標を掲げ、2030年度にはエトリア製エンジンの市場シェアを30%にする計画を公表しており、Circular New を成長戦略の一環として推進する。