CACホールディングスは第2四半期決算説明会で、上期の進捗を報告しつつ通期予想を据え置く異例の判断を示した。事業ポートフォリオの変革により新領域比率が約25%に到達したことも報告した。
第2四半期の進捗は売上高で52.9%、調整後EBITDAで54.4%と過半を超える水準に達しており、経営陣は短期の数字よりも変革を優先する方針を明確に示した。上期の実績を踏まえつつも、通期業績予想は据え置かれ、四半期ごとの投資リソース配分を慎重に進める意向が示された。
西森社長は事業ポートフォリオの変革成果を強調し、M&Aで獲得した非連続領域と隣接領域の売上構成比が約24.9%に達したと説明した。新規連結子会社を中心にトップシェアを持つ製品群がポートフォリオに加わり、2025年第4四半期以降の計測で比率が大幅に上昇した。
財務ハイライトでは売上高272.41億円(前年同期比8.2%増)、売上総利益75.47億円(+11.4%)などのプラス材料がある一方、調整後EBITDAは20.93億円で前年同期比-4.5%となり、M&A関連の一時費用や人的資本投資、AI成長投資が主因と説明された。
受注高は287.35億円、受注残高は204.42億円とともに前年を上回り、海外ITの成長が特に寄与して全体の構造転換を後押しした。AIトランスフォーメーションとしてAzure Agent Plusの自動化率目標を達成・推進し、国内外でのAI活用を進めることで将来の価値創出を図る方針が示された。