ガラスコア基盤を核とする次世代半導体の包接技術が世界的に注目される中、4社の薬液・表面処理・設備企業の動きと、それぞれの成長シナリオが浮き彫りになっています。
まずJCUはガラス基盤への構造的シフトを強調し、薬液ブランド「ティファレス」を立ち上げ後工程に特化。熊本事業所への約118億円の投資を公表し、2035年までに売上高を現在の約2倍の500億円、営業利益を175億円まで引き上げる長期戦略を示しています。JCUはアジアを中心とした海外顧客基盤の拡大も計画しています。
次にメックはCZシリーズを核に、銅と樹脂を強く結着させる「魔法の薬品」技術を保有。APシリーズを通じた次世代パッケージ基盤の需要拡大を背景に、生成AI対応の需要が増加していると決算資料から読み取れるとしています。直近の上期決算では営業利益が前年同期比で大幅に改善しており、通期予想を83億円へ情報修正しています。
日本高純度化学はメック同様のコア役割を担う複合企業として、無電極領域を含むメッキ薬品の提供と回収リサイクルまでを一手に担う点を強調。ガラスコア基盤の接着剤としての金属メッキ薬品の重要性を解説し、世界の主要反動体拠点における売上規模を紹介しています。
上村工業は薬液とそれを処理する機械をセットで提供するデュアルエンジン型のビジネスモデルを説明。量産前の小規模加工にも対応することで、薬液の継続販売を促し、ガラスコア基盤の普及と成長を支えると指摘。直近決算は自己資本比率82.7%という堅牢な財務基盤と、200円の安定配当を背景にした下値リスクの抑制を特徴としています。
全体として、4社はいずれもAIインフラの進化に伴うパッケージ基盤の需要増を取り込みつつ、ストック型ビジネスと高い技術力を武器に中長期的成長を狙っていると解説されています。