23日の東京市場で日経平均は寄り付き後に下げ幅を拡大し、午前9時5分時点で747円安となった。米SOX指数の急落がAI・半導体株を直撃した。
23日の東京株式市場で日経平均株価は売りで始まり、寄り付き後に下げ幅が広がり、午前9時5分時点の下げ幅は747円に達した。前日の米市場でハイテク株が軒並み売られた流れを受け、AI関連株や半導体関連株が相場の重荷となった。続く取引でも売り圧力は強まったが、押し目買いも散見された。
米市場ではダウ工業株30種平均が小幅に上昇した一方、ナスダック総合指数は2.59%下落。半導体株で構成するSOX指数は6.72%急落し、AI投資の過熱感への警戒が再認識された。これを受け、東京市場でも主力の半導体製造装置や電子部品を中心に売りが波及した。
市場関係者の間では、前日の米ハイテク株安を織り込んだとの見方もあった。海外市場で原油価格が高止まりしていることが投資家心理を慎重にさせ、コスト増懸念から景気敏感株にも売りが出ている。一方、国内長期金利が弱含み、米長期金利の低下は相場を支える場面もあった。
来週は国内3月決算企業の上期決算発表が本格化する見込みで、決算銘柄への物色意欲が高まる可能性がある。ただし寄り付き段階の売り圧力が強く、AI・半導体関連の調整が一巡するかが短期の焦点となる。