ニコンは2027年3月期の上期決算をIFRSベースで修正し、4-9月累計の最終損益を赤字から黒字へ転換した。通期の最終損益も160億円の黒字へ上方修正した。
ニコンは10月30日大引け後にIFRSベースの業績修正を発表し、今期の第2四半期累計(4-9月)で従来の赤字予想を黒字に転じ、最終損益を105億円の黒字へ上方修正した。前年同期は53.5億円の黒字だった。これにより上期の黒字見通しが確定的となった。
上期の黒字転換を踏まえ、通期の連結最終損益予想も従来の黒字100億円から160億円の黒字へ上方修正した。前期は860億円の赤字であり、通期見通しの改善幅は60.0%となる。
修正の理由として、半導体市況の恩恵を受けた精機事業のサービス売上の増加、費用抑制や後ろ倒しによる販管費の減少、米国での関税還付などが挙げられ、営業利益を中心に業績予想が前回を上回る見込みとなっている。
なお、今回の修正では第3四半期以降の為替前提として、1ドル=155円、1ユーロ=180円を新たに据え置くとされ、下期の売上計画の見直しも影響している。