ドル円は154円台後半まで上昇したが、今週の日米の金融政策会合を控え円高の急速な進行が一旦巻き戻された。原油高や米利上げ観測が背景として挙げられている。
今日の為替市場ではドル高が優勢となり、ドル円は一時154円台後半まで上昇した。今週控える日米の金融政策会合を前に、米国の金利動向や地政学リスクの影響が意識されている。
先週の米インフレ指標を受けて短期市場ではFOMCの利上げ確率を約90%程度まで織り込んでおり、利上げ観測がドルの支えとなっている。
一方、円は過去最大規模の円買い介入や財務長官の円安への踏み込み姿勢を背景に急上昇してきた。CFTCのIMM建玉では円が買い越しに転じたとの指摘もある。
市場関係者の一部は、円が日米金利差から想定される水準より強含んでいるとの見方を示している。日銀の利上げ織り込みとFRBの利上げサイクルの相対的な動向が焦点だ。
今週の日米金融政策会合は、介入後の円買い戻しが継続するかを占う重要な試金石となる。日銀のタカ派姿勢が示されなければ円買いポジションが巻き戻される可能性がある。