日銀の氷見野副総裁がさいたま市で講演し、追加利上げの時期やペースについては語らず、物価上振れリスクを強調して利上げ姿勢を維持する考えを示した。
日銀の氷見野良三副総裁がさいたま市の講演で、これまで以上に物価の上振れリスクを意識する必要があると述べ、追加利上げの時期やペースには具体的な言及を避けた。今後の金融政策決定会合で議論を続ける意向を示した。
原油価格の上昇や円安の進行、AI需要の拡大が物価上昇に影響を及ぼしやすいとの指摘があり、基礎的な物価上昇率が2%に近づく中、利上げの遅れが2%を超える懸念を示した。急な利上げを避ける姿勢が中小企業や住宅ローン、財政にも影響すると強調した。
日銀は次回会合を9月17・18日に控え、6月会合で政策金利を0.75%程度から1.0%程度へ引き上げた経緯がある。7月会合で据え置きを決定後、市場では9月会合で追加利上げに踏み切る観測が広がっている。
市場の見方については、専門家の間で9月の利上げ観測が分かれており、踏み込み具合については見解が分かる状況が続く。