大栄環境がトーシンらのリサイクルPET事業を承継し、子会社化を進める。PETフレーク・ペレット製造とリサイクルシート製造を一貫体制で取り込み、民事再生手続き中の事業をスポンサーとして継続する形になる。
大栄環境は、トーシンとレコが保有するリサイクルPET事業を承継し、同社グループの子会社とする。対象はPETフレークの製造販売とペレット製造、さらにこれを用いたリサイクルシートの製造である。
トーシンは1992年創業以降PETリサイクル技術を蓄積しており、レコは再生シートを最終製品へ加工するノウハウを有している。大栄環境は今回の承継によりPET領域の技術を新たに取り込み、廃棄物の収集から最終製品製造までを一貫して手がけるバリューチェーンを強化する。
2026年4月の資源有効利用促進法改正により再生材の利用計画作成と進捗報告が義務化され、業界内での再資源化需要が高まっている。大栄環境は2026年5月にM&A投資枠を従来の5倍規模となる450億円へ拡大する方針を示している。
本件は民事再生法の適用を申請しているトーシンとレコを大栄環境がスポンサーとして事業を継続させる形での承継となっており、堺市のプラスチック再資源化施設の全面稼働など、同社のリソース循環力の強化につながるとされている。