世界トップクラスの自動車部品メガサプライヤーのアイシンが、豊頃試験場での体験試乗会を通じて中期計画の10技術の進捗を公開した。参加者の声も交え、技術領域の広さが強調された。
アイシンは9月2日、豊頃試験場で体験試乗会を開催し、同社の中期計画の進捗をつまびらかにした。参加したモータージャーナリストらの感想として「勉強になった」「ここまでできるとは思わなかった」との声があがり、特集の要点として技術の幅広さが示された。
発表された技術は計10項目。会場ではストレスフリーエントリーやギガキャスト対応部材の最適化、巨大車両向けの大容量モーターハイブリッドなど、車両の開閉、動力、制御、快適性を総合的にカバーする内容が提示された。これらは BEV 周辺装置の統合や車両運動制御といった領域にも及ぶ。
アイシンは「移動のすべてを快適に」という方針を掲げ、ティア0.5という目標を設定。ティア0.5は自動車メーカーに極めて近いサプライヤーを意味し、個別技術の提案力と品質を高め、下請けの枠を超えた発信力を強化する狙いと説明された。
今回の体験試乗会は、トランスミッションだけでなくブレーキ、サスペンション、駆動系、統合制御など、クルマの多様な機能に関与するアイシングループの総合力を示す機会となった。