キオクシアホールディングスが2026年決算で売上が五倍超、純利益は2.2兆円を計上。生成AI需要の追い風で株価は急騰し時価総額が一時トヨタを抜く場面もあったが、背景には東芝分社化や技術力、今後のリスクが潜んでいる。
東芝から分社化したキオクシアは、生成AIの普及を追い風に業績を急回復させ、決算で売上が5倍超、純利益が2.2兆円に達した。株価は半年足らずで約10倍に上昇し、時価総額は一時的に国内首位に立つ場面もあった。
技術面では3次元フラッシュメモリのBiCS FLASHや製造工程の効率化を進めるCBAを武器に、日米韓連合と競合する体制を整えている。生産拠点は三重県の四日市工場と岩手県の北上工場を核としている。
上場時の背景として、2017年にメモリ事業を分社化し、2018年の売却を経て2019年に社名をキオクシアへ変更した。その後も市況悪化や投資負担を抱えつつも、AI需要の回復とともに業績を回復させた。
リスク要因として、メモリ市場のシリコンサイクルによる供給過剰と価格下落、株主による追加の株式売却リスクが指摘されており、今後の成長規模を見極める局面が続く。