ドル円は今朝157円台半ばを試す展開が想定され、米債の買い戻しの倍増が市場へ与える影響を見極める局面となっている。
昨日のドル円は終値ベースで約0.9%下落した。米財務省が長期国債の買い入れ消却(バイバック)の上限を少なくとも2倍に引き上げると発表し、米長期債利回りが急低下する場面があった。これにより早朝にはドル安・円高方向へ振れる場面が見られ、158円前後までの動きが観測された。
今回のバイバック増額は超長期金利の押し下げを狙ったものと見られる一方、対症療法的な性格が強く、根本的な材料の改善にはつながらないとの見方がある。為替市場では今後も米債利回りの動向がドル円の動意を左右する可能性があるとの留意が示された。
本日のドル円予想レンジは157.100円–158.900円とされ、今後の展開は米債利回りの低下が続くかどうか次第との見方が伝えられている。イラン情勢を睨んだ原油動向にも注目が集まり、エネルギー市場の変動が間接的に影響を及ぼす可能性がある。
レポートの本編は外為どっとコムのレポートに含まれるとしており、ドル円相場の今後の見通しを把握する際の一環として提供されている。