笠原健治氏は50歳を迎え、家族の成長を写真と動画で共有するアプリ「みてね」を世界3000万人規模へと成長させる過程を語る。起業家としての経験を踏まえ、初期のテストや地道な普及活動、そして新機能の導入背景も振り返る。
笠原健治氏はMIXIの創業者として知られ、現在は同社の第三の創業期を迎えると語る。子育ての経験を動機に、使いやすく家族での写真共有を目的としたアプリを自ら立ち上げ、初期には0歳児の親20組を対象にテストを実施して開発を進めていった。サービス開始後は約1年半にわたり自らカスタマーサポートを担当し、ユーザーの生の声を反映させながら機能を磨いた。
都内の公園で一人チラシを配るなど、地道な普及活動も行い、ユーザーの声を基に「みてね」の核となる機能を改善していった。さらに「ユーザーサプライズファースト」を掲げ、写真のアップロードを自動で1秒動画に組み立てる機能など、「あったら嬉しい」体験を取り入れる工夫を行っている。家族の成長を孫の成長と重ねて喜ぶ両親の姿を通じ、サービスの価値を広げる動機づけにもなっている。
今後も笠原氏は新たな挑戦を続ける意向で、変化の激しい時代に合わせたサービスの進化と、より多くの家庭に寄り添う機能の拡充を目指していくとみられる。