アルバックは連結子会社のアルバック成膜(埼玉)を合弁先の稲畑産業へ49億円で譲渡する。実行は12月18日を予定し、譲渡後は同社傘下の台湾・中国の子会社などがアルバックの連結対象から外れる。
アルバックは27日に、連結子会社のアルバック成膜の全株式65.0%を合弁相手の稲畑産業へ譲渡すると発表した。譲渡額は49億円で、実行は12月18日を予定している。譲渡後はアルバック成膜と傘下の海外子会社が同社の連結対象から外れる。
アルバック成膜は半導体やフラットパネルディスプレイ向けマスクブランクスの製造・販売、石英基板の加工を手掛ける。2026年6月期の売上高は89億2000万円、営業利益は10億7600万円、最終利益は10億1000万円だった。
アルバックはValue Up Planに基づき半導体・電子分野を中心とした事業ポートフォリオの再編を進めている。成膜事業は今後も一定の成長が見込まれる一方、設備投資は継続が必要と判断。稲畑産業へ経営を移すことで顧客基盤や販売網、調達機能と成膜グループの製造・技術基盤を組み合わせる方針。
譲渡対象には台湾の薄膜製品製造・販売会社や中国・合肥のマスクブランクス関連企業が含まれる。今回の譲渡を通じて経営資源を半導体・電子分野の成長領域へ振り向ける狙い。