鳥取ガスは社長を解任し、私的流用と不正送金が確認されたと発表した。私的流用は約3.1億円に及ぶほか、約10億8千万円を法人名義口座から個人口座へ移し替えたとされる。新社長には姉の佐藤陽子氏が就任した。
鳥取ガスは記者会見で、社長を務めていた児嶋太一氏による私的流用や不正な送金などの不正行為が確認され、社長を解任したことを明らかにした。私的流用は少なくとも約3.1億円にのぼると説明し、損害回復のため刑事告訴も視野に入れるとしている。
説明によると私的流用は5〜6年前から確認され、法人カードを使ってブランド品の購入などに充てられていた。さらに、取締役会の承認を得ずに約10億8千万円を法人名義の口座から個人口座へ移し替えたという。
社内調査で流用が確認されたため、9月14日の取締役会で児嶋氏に対する社長解任動議が可決され、児嶋氏の解職と新社長の就任が決定した。児嶋氏は流用を認め、移した約10億8千万円の大半はすでに返済したと主張している。
新社長として就任した姉の佐藤陽子氏は、会社の私物化が度を越えたとして、会社を立て直す意味で社長就任を表明した。