公正取引委員会が王子コンテナーの下請法違反を認定し、印版や木型の無償保管を長期間させた事実を公表するとともに、業界団体に対して取引の適正化を要請した。
公正取引委員会は、王子コンテナーが印版や木型、金型計9610個を、長期間発注がなくても下請け企業に無償で保管させていたとして、下請法違反(不当な経済上の利益の提供要請)を認定し、保管費用の支払いと再発防止を求める勧告を出した。
対象となった印版は6744個で、樹脂製の板状で最大は縦1.3メートル、横2.3メートル、厚さ1センチと説明されている。木型には段ボールの形を打ち抜く型などが含まれていた。
同社は奈良にある王子ホールディングスの連結子会社で、少なくとも2024年6月から2025年11月の間、これらの物品を無償で保管させていた。公正取引委員会は事実関係を確認し、再発防止を促した。
公取委は同日、段ボール業界団体である全国段ボール工業組合連合会にも対して取引の適正化を要請しており、業界全体の慣行是正を図る方針を示した。