カオナビのCEOが語る、AI時代におけるタレントインテリジェンスの概念と、同社が提案する意思決定の民主化を実現する仕組みが紹介された。4500社以上のデータ蓄積を土台に、データ活用を未来志向の意思決定へ変換するソリューションの展望が描かれている。
人材データを一元管理するタレントマネジメントシステムは普及してきたが、データの蓄積と活用が乖離している現状が指摘される中、カオナビ代表の佐藤寛之氏は、AIを活用した新しい概念「タレントインテリジェンス」によってこのギャップを埋める取り組みを説明した。タレントインテリジェンスは、過去データの蓄積にとどまらず、外部データも活用して未来の意思決定をサジェストすることで、経営判断を支援することを目指す。
「タレントインテリジェンス」はタレントマネジメントの代替ではなく、蓄積データを基盤にAIを使って知恵へと変換する進化形であると定義され、現場のマネジメント層や従業員にもデータ活用の恩恵が及ぶ世界を描く。具体例として、AIエージェントが社内キャリアの示唆を返し、1on1前の分析結果を提供するなど、意思決定の質を高める活用が挙げられる。
カオナビはタレントインテリジェンスの導入を通じて、後継者育成や人材配置を解像度高く行える環境を目指す。経営者にはHRデータを活用した意思決定をハンズオンで支援する仕組みを整え、データの蓄積と活用のループを「インフィニットモデル」と呼ぶ正の循環で回すことを提案している。2026年10月にはタレントインテリジェンスを実現するソリューションをリリース予定としている。