6日早朝の東京市場で円相場は157円台前半へ上昇。米株急落とAI規制警戒を背景に、東京はリスク回避の円買いが先行した。
6日早朝の東京外国為替市場で円は1ドル=157円29〜31銭まで上昇し、前日午後5時時点と比べて約89銭円高となった。日中に157円27銭近辺まで買われ、10月30日以来ほぼ1週間ぶりの高値水準を回復した。
前日の米株式市場でハイテク株や半導体株が急落し、投資家のリスク許容度が低下。ダウ工業株30種平均は前日比1833.06ドル安、ナスダック総合は5.52%安、SOXは12.2%安と、指数として異例の下落を記録した。AI投資を支えるデータセンター建設への規制強化への警戒感が広がった。
米市場の動揺を受けて日本市場でも円買いが先行。大阪取引所の夜間日経平均先物は大幅に下落し、日経平均株価の今後の動向に対する不安が高まった。海外投資家の円売り・ドル買いのヘッジ解消も円高を後押しする要因となった。
米長期金利の先高観は後退し、米10年債利回りは4.81%台まで低下。フェドウオッチによると12月FOMCでの利上げ確率は約70%と前日から低下、金利動向が円高の一因となった。ユーロに対しては円高・ユーロ安が進行。
東京市場では半導体・AI関連株の動向次第で円相場の方向性が左右されると見られ、長期的な日米金利差を意識した動きに警戒感が残る。