FIXERの2026年8月期決算は、大規模案件の終了や新規事業の立ち上げ遅延を要因に売上が前期比で大幅減少。営業損失・純損失とも拡大し、継続企業の前提に重要な疑義が生じ、2027年8月期は費用削減で損失縮小を目指す予定。
2026年8月期の決算短信によると、FIXERの売上高は前期比21.6%減の31億円となり、万博関連などの大規模案件の終了とSovereign GaiXerの販売体制立ち上げ遅延が主因とされた。営業損失は23億円、親会社株主に帰属する当期純損失も23億円と損失が拡大している。継続企業の前提に重要な疑義が生じている。
貸借対照表では総資産が前期末比47.0%減の24億円となり、現金及び預金は61.0%減の12億円、売掛金・契約資産は43.4%減の4億円となる一方、仕掛品が2億円計上された。純資産は同じく51.1%減の19億円となり、利益剰余金がマイナスへと転じている。
キャッシュフローでは営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス22億円となり、前期のマイナス10億円から悪化。投資活動は小幅な支出にとどまり、財務活動は新株予約権行使による株式発行収入を主因に4億円のプラスとなった。期末現金残高は前期末比61.0%減の12億円。
2027年8月期の業績予想は、売上高が前期比8.3%増の34億円、営業損失は5億円(前期23億円から縮小)、経常損失は5億円、親会社株主に帰属する当期純損失も5億円(いずれも前期から縮小)を見込む。販売費及び一般管理費は前期比43.8%減の13億円を計画しており、費用構造の大幅な見直しによる損失縮小が見込まれている。
株主還元として、2026年8月期の年間配当は0円、2027年8月期の配当予想も0円が予定されており、引き続き無配の方針である。