セルロースナノファイバー強化樹脂「cellenpia PLAS」が、ヤマハ発動機の水上オートバイ2027年モデル「Wave Blaster」の外装部材として採用され、外装部材の量産品としては世界初の採用事例となる。今回の採用は北米市場向けで、消火器カバーとして用いられる。
日本製紙グループのセルロースナノファイバー強化樹脂「cellenpia PLAS」が、ヤマハ発動機が北米で販売を開始した水上オートバイ「Wave Blaster」の2027年モデルの外装部材として採用された。今回の採用は、輸送機器部材の外装部材として量産品としては世界初の事例となる。
本件は同社とヤマハ発動機の協業の中で進められており、2023年には同社の水上オートバイのエンジンカバーにCNF強化樹脂が採用された実績がある。今後は外装部材としての高強度と耐水性を活かし、マテリアルリサイクル性の利点を活かしたCO2排出削減にも寄与する見込み。
生産体制として富士工場に導入した実証拡張設備は年間50トン以上のCNF強化樹脂の製造が可能で、NEDOの関連助成事業にも参画している。ISO9001認証を取得済みで、今後はマリン分野だけでなく二輪・四輪を含む汎用的な輸送機器部品への展開を加速させる方針。
この取り組みは、京都プロセスをベースとするCNF製造技術と当社独自の分散技術を組み合わせた新素材の活用で、環境負荷の低減と大量生産体制の構築を目指す。
今後は安定した大量生産と品質向上、コストダウンを追求し、さまざまな産業用途への展開と製造量の拡大を進めていく。