JVCケンウッドは上期の国内用品・エンタテインメント事業が堅調推移した一方、無線システム事業の回復遅れにより通期業績予想を修正した。
上期の連結売上収益は1,838億円となり、前年同期比で増収。事業利益は123億円となり、米国関税還付金の影響を含む。
S&S分野では無線システム事業の北米公共安全市場が低調だった一方、民間市場向けは回復した。M&T分野は国内用品の好調と部品価格高騰の影響を受けつつ増収・増益、ES分野はエンタテインメント事業の好調で増収増益となった。
通期業績予想は売上3,760億円、事業利益223億円とし、無線システム事業の北米市場の回復遅れや部品価格高騰の影響を織り込み、利益は前回公表値から減少見込みとなった。
VISION2030に基づく構造改革を進め、ヘルスケア撤退後の人員最適化や海外拠点の統廃合を進行。下期以降は国内用品・エンタテインメントの堅調を前提に、VP8000のスリムモデル投入などで受注残の積み上げを図る。
株主還元として自己株式取得を完了し、総還元性向は約40%を見込む。