原油相場はNY時間に入って売りが強まり、WTIは一時93ドル台へ下落。市場では米国とイランの外交的解決への期待が高まっているとの観測が広がっている。
NY原油先物はNY時間に入り売りが優勢となり、WTIは一時93ドル台まで下落する場面をみせた。材料不足にもかかわらず、世界的なエネルギー供給の混乱が背景として挙げられている。
市場関係者の注目点は、長期化するイラン紛争の解決に向けた外交的動きだ。米国とイランが全面戦争回避に向け、仲介国の提案を検討するという報道が伝わり、緊張緩和への期待感が価格動向に影響している。
カタールが仲介団として追加協議のためイラン側と接触しているとの情報が伝えられ、イラン側の対応も外交解決に前向きな姿勢を示していると報じられている。ファルス通信はガリバフ議長の発言として、米国側に強力かつ合理的な回答を伝えたと伝え、戦争回避の観点から米国側の出方を重視していると伝えた。
市場ではこの外交動向が原油供給不安の緩和につながる可能性があるとの見方があるが、断定的な見通しには慎重な姿勢が残る。今後の公式発表や交渉の進展を見極める材料として注目されている。