大王製紙が木材由来のセルロースナノファイバーCNFを活用した新素材ELLEX-Rを開発。ELLEX-R67とELLEX-R50の2種が自動車部品の軽量化・耐久性向上、タイヤの剛性向上、住宅建材の断熱性向上と高強度化などに適用される見込みだ。
セルロースナノファイバー(CNF)は木材など植物資源から生成される次世代の繊維状素材で、日本では森林が国土面積の約7割を占めることから自国資源として注目されている。CNFの特徴として、軽量・高強度・低熱膨張・生分解性・再生可能性が挙げられ、環境負荷を抑えた材料として期待されている。
CNFは現在、自動車部品の軽量化と耐久性向上、タイヤの剛性向上、住宅建材の断熱性向上と高強度化など幅広い分野に活用されており、電化製品や食品包装フィルムなどの応用も進んでいる。
大王製紙はCNF製品としてELLEX-R67(67%濃度のマスターバッチ)とELLEX-R50(50%濃度のドライブレンド向け)をラインアップ。2025年7月には三島工場で生産能力2000t/年の商用プラントが稼働開始し、安定供給と高いコストパフォーマンスを維持している。