約170年の歴史を持つ古民家を核とした商業施設「新綱島MICCA」が本日開業。古民家の再生と新築木造商業施設を一体で整備し、駅前と街並みをつなぐ回遊空間を創出した。
本施設は、186年創建の古民家「OMOYA」と新築木造商業施設「HANARE南」「HANARE北」からなる計3棟で構成され、2026年9月30日に古民家の改修が竣工、10月1日に新築棟が竣工、10月28日に開業した。東急は事業全体の企画・推進を担当し、住友林業は設計・施工、再生建築研究所はマスタープランとデザイン監修を担った。
設計思想は「都市にエッジをつくらない」を基本とし、駅前の高層と古民家との間に低層木造商業施設を配置し、古民家・庭・広場・木造施設を回遊する8の字の動線を重視した。OMoyaの土間や縁側の風景を継承・更新し、耐震と設備を更新。HANAREは純木造2階建てで、木材を多用して内外をつなぐ「縁側」風の空間を演出した。
環境配慮としてONE CLICK LCAに基づく評価で同規模の鉄骨造比でCO2排出量を約34%削減、建物全体で約829立方メートルの木材を使用し約703.31tの炭素を固定。外装木部には耐候性を高める塗料を採用し、正面ファサードは木柱を現しにする仕様を採用。さらに枝垂れ桜「太閤千代しだれ®」を寄贈して地域景観の向上を目指す。
本施設は歴史的資産の保存・活用を通じて日常的に歴史・文化を感じられる場の創出を目指し、綱島の歴史と賑わいを結びつける新たな交流拠点として地域の活性化に寄与することを目指す。