データは資産になるとされてきたが、ある飲食チェーンは数万件のレシピデータをAIで活用し、個別条件に基づく献立と同時調理の最適手順を自動で組み立てる新規事業を生み出した。
事業を続けるとデータは蓄積されるが、それ自体で収益を生むとは限らない。ある飲食チェーンは長年蓄積したプロ品質のレシピデータを活かせず眠らせていた。
同社は数万のレシピデータを料理ジャンル別に分類し、栄養評価基準に基づく献立をAIが自動で組み立てるシステムを開発した。運動習慣や減塩ニーズ、嫌いな食材、性別・体重・体脂肪率など細かな条件に応じた、数日分のパーソナライズ献立を提案する。
AIは献立だけでなく、複数メニューを同時に調理する際の最適手順も導き出す。例えば3品を4口のコンロと1台のオーブンで同時に作る場合、調理工程を単位に分解して並行調理の手順を組み立てる。
本文は、データを活用した新規事業化の流れと、AIによる献立最適化・同時調理の実装が主な動きであることを伝える。