フェローテックは2026年12月期の連結予想を3度目の上方修正。経常利益予想は660億円(前回比20%増)へ引き上げ、売上高は4000億円、営業利益は680億円を見込む。
半導体製造装置向けの部材などを手がけるフェローテックは、2026年12月期の連結業績予想を11月2日に上方修正した。経常利益の予想を660億円とし、従来比で20.0%の増額となる。売上高は4000億円へ、営業利益は680億円へ引き上げられた。修正後の予想営業利益率は17.0%となり、増収分の多くを高い利幅の製品が占める見込みだ。為替前提は1ドル158円で据え置かれている。
同社が修正の理由として挙げたのは、需要の2つの伸長だ。1つは生成AI関連の半導体製造装置向けで、材料や真空シール、金属加工部材の引き合いが強まっている。もう1つは電子デバイス事業で、AIデータセンター向けの光トランシーバーに組み込まれるサーモモジュールの需要が伸びた。売上高の伸びに対する利益寄与は、前回公表時よりも高まっている。
期初予想比では売上高予想は14.3%増にとどまる一方、営業利益の予想は380億円から約1.79倍へ膨らみ、修正後の営業利益率は17.0%に達する見通しになっている。なお決算期変更に伴い、同社単体は9カ月決算、連結子会社は12カ月決算を計上するが、9カ月決算の影響は限定的と説明されている。
以上の伸びは、AI関連の需要動向と製品構成の変化によるものとされる。今後、どの製品群が主力として寄与するか、またこの勢いが続くかが焦点となる。