広汽集団が一汽股份が保有する合弁の株式の一部を取得する計画を発表。対価は新株の発行を充てる株式交換で、対象は一汽トヨタと見られている。EV普及と競争激化を背景にした資本再編の動きが注目される。
中国の自動車大手である広汽集団と一汽集団が、グループ傘下の合弁会社に関する資本提携を検討している。買収対象となるのは一汽股份が出資する完成車合弁メーカーの株式の一部で、買収対象企業名として一汽トヨタが報じられている。
取引の形式は新株を対価とする株式交換で成立すれば広汽集団が一汽股份の持ち分を増やし、広汽集団の経営は広州市政府が維持する一方で、一汽集団側は資産流動性を高める可能性がある。決定的な買収比率や金額は公表されていない。
背景にはEV普及と競争激化があり、広汽集団はホンダとの関係を含む長年の合弁事業を通じて得た技術資源の活用を強化しつつ、財務基盤の改善を目指すとされる。
両社の資本提携はトヨタ中国事業の再編を促す契機になる可能性がある一方、正式契約には至っておらず、関係当局の審査や各社の社内手続きが今後の焦点となる。本文は、広汽集団と一汽股份の意向協議書の段階を伝える内容である。