韓国ウォンは6月の約1600ウォン/ドルから1320ウォン台へ急反発し、対ドルで約2年ぶりの高水準圏に回復した。半導体輸出の好調とドル安が追い風となっている。
韓国ウォンは6月には1ドル=約1528ウォンまで下落したが、今月に入り1320ウォン台前半まで反発した。名目実効為替レートは94.83と、2年ぶり近い水準に浮上している。これによりウォンの総合的な価値は強まっている。
月平均のウォン・ドル相場は10月23日まで1337.2ウォンで推移しており、6月の1528.0ウォンを頂点に下落傾向が続く中で実際の水準は堅調に見える。一方、日中の安値は10月22日に1321.2ウォンまで下げ、10月2日以来の安値を更新した。
市場関係者は「景気情勢や潜在成長率を考慮すると1300ウォン台半ば程度がファンダメンタルに整合する」との見方を示している。外部環境が変われば再び上昇する可能性もあるとの指摘もある。
為替市場では主要中銀の金融政策決定会合を前に持ち高調整が進み、日本・米国の政策動向が注目されている。ウォン高の背景には輸入物価の抑制や韓国株への資金流入がある一方、実効為替レートが過去平均を下回る水準で推移している点は留意される。