インフォメティスはENECHANGEと提携し、BridgeLAB DRの販売拡大を目指す契約を締結した。ENECHANGEの顧客基盤を活用して新規顧客開拓とサービス普及を加速する。
インフォメティス株式会社は2026年10月23日、ENECHANGE株式会社と小売電気事業者向けデマンドレスポンス(DR)支援サービス「BridgeLAB DR」の販売拡大を目的とした提携に合意し、契約を締結した。提携によりENECHANGEの顧客接点を通じてBridgeLAB DRの提案・販売体制を整え、新規顧客の開拓と普及を加速させる。
背景として、容量拠出金が2026年度には1kWhあたり約1.1円に達する見込みで、小売事業者の収益圧迫要因となっている点や卸電力市場の価格変動リスク回避のためDRの活用が重要視されている点が挙げられる。需給調整市場では低圧リソースの参入が本格化する転換点でもあり、インフォメティスはAI技術を活用した需要予測や行動変容アルゴリズムの強化で市場拡大を狙う。
BridgeLAB DRの導入社数は2026年10月15日時点で30社を超えている。国内登録小売電気事業者は823事業者に上る一方で、提携を通じてENECHANGEの顧客接点に対して直接的な提案・販売体制を整えることで導入拡大を図る。ENECHANGEは電力・ガスの比較サービスやデジタル化支援の基盤を持ち、2025年5月にはDR分野での協業を覚書で締結、2026年2月にはNILM Liteが同サービスに採用されるなど連携を深めてきた。
今後はBridgeLAB DRの普及をさらに進めるとともに、AIによる高精度需要予測や個別需要家の最適な行動変容を促す機能拡充を進める方針だ。インフォメティスは電力データ解析とパートナーの基盤を組み合わせ、需給運用の高度化とエネルギーの最適化ソリューションの提供を加速させ、再エネ活用の推進にも寄与する見込みである。