レゾナック・ホールディングスとZenmuTechが機密計算プラットフォームを使い、秘密保持を保ったまま材料データを結合して物性予測の誤差を約78%減らす共同検証を実施した。
共同検証は、レゾナック・ホールディングスとZenmuTechが開発する秘密計算ライブラリ「QueryAhead」を採用し、サプライヤーの機密データを開示せずに材料開発データを活用できるMI基盤を構築したことを伝える内容である。
背景として、材料開発の高度化が進む一方で企業間データ共有には機密保持の制約があり、複数社にまたがる定量的検討が難しい現状がある点が説明され、研究センターとZenmuTechが連携を開始した経緯が述べられている。
共同実証の結果、秘密計算環境上での主成分分析と線形回帰を用いた解析は通常環境の再現性を示し、両社データを結合した予測モデルで流動性に関する物性の予測誤差が約78%減少したことが示された。
今後はデータ開示範囲や運用ルールの整備と、今回のテーマ以外への適用拡大を進める方針が示されている。