塩野義製薬が米国の希少疾患薬企業インドラBioを2億ドルで買収すると発表した。これで過去1年半の大型投資は4件となり、投資総額は約1.2兆円に達する。
塩野義製薬は米国の希少疾患薬企業インドラBioを2億ドルで買収する方針を明らかにした。今回の案件は約1年半での4件目の大型投資であり、総額は約1.2兆円規模となる見通しだ。
買収により塩野義はAQNEURSAとその関連化合物の世界権利および販売権を取得する。AQNEURSAはNPCおよびA-Tに対する治療薬であり、同薬の適応拡大に向けた研究開発を強化する狙いがある。
インドラBioは2015年設立の非公開企業で、2023年12月期までの売上はゼロ、2024年は約354万ドル、2025年は約6787万ドルと急成長を示した一方、3年間通じて赤字だった。買収価格は2025年実績の売上の約29倍に相当する。
塩野義は米国での事業基盤を活用してAQNEURSAの普及を加速させる方針を示しており、同社の希少疾患領域のノウハウと人材を取り込むことで自社パイプラインの研究開発を促進する。昨年半の間にJTの製薬事業買収、エダラヴォン事業の買収、ViiV Healthcareへの追加投資を進めている。