豊田合成が2027年3月期第2四半期の決算を発表。上期の営業利益は382億円で前年同期比+16.1%、通期予想800億円を据え置き、300億円の自己株式取得と社員向けRSを発表した。
豊田合成(7282.T)は2026年10月29日発表の2027年3月期第2四半期決算で、売上収益6081億円(前年同期比+13.5%)、営業利益382億円(同+16.1%)を計上した。芦森工業の連結子会社化と為替影響が売上を押し上げ、増販と原価改善が利益を押し上げた一方、通期の業績予想は売上1兆2000億円(+4.6%)、営業利益800億円(+0.6%)で据え置かれ、市況悪化を織り込んだ見通しとなった。
日本・米州が堅調で中国が大幅増益、インドは減益という地域別の動きが確認できる。日本は売上2613億円、営業利益101億円、米州は売上2380億円、営業利益160億円、欧州・アフリカは売上168億円、営業利益10億円。中国は売上366億円、営業利益15億円、インドは売上291億円、営業利益22億円。
株主還元と成長投資の動きが注目される。300億円・3600万株を上限とする自己株式取得枠を設定し、約3分の2を消却、約3分の1を社員向けRSの原資に充当する。中間配当85円、期末18円を見込み、年間配当は分割前換算で175円、DOE3.5%を目指す。インドの新工場・下水道材料工場の新設、CATARCグループとの安全分野での連携といった成長投資も挙げられる。
キャッシュフローと財政状態を示す指標として、上期の営業CFは490億円、投資CFは-353億円、財務CFは-267億円、フリーCFは+137億円。現金及び現金同等物は1193億円で、総資産は9829億円、親会社帰属持分比率は59.4%に上昇した。