日銀は植田総裁の下で政策金利を3カ月ぶりに引き上げ、原油高と円安などのインフレ圧力を抑える狙いを示した。今後の利上げペースは機動的に判断する方針で、12月の追加利上げ観測も市場でくすぶっている。
日銀は6月の利上げからわずか3カ月で追加の利上げに踏み切った。金融政策の局面を変えることを強調し、インフレ抑制を優先する姿勢を取った。
植田総裁は記者会見で基調的な物価上昇率が目標の2%に近づきつつあると認識し、物価が上振れするリスクがあれば今後も利上げペースを加速させる意向を示した。
中東情勢の緊迫化と原油価格の上昇、AI需要の拡大といった外部要因が世界的なインフレ圧力を高め、日銀だけでなく米FRBやECBも利上げを選択している。
市場の関心は最終到達点のターミナルレートに集まり、今後は特定の間隔にとらわれず機動的に政策判断を行う方針が示された。日銀推計の中立金利は1.1~2.5%の幅で、今回の0.25%追加で下限を突破した。