AnthropicがSECへIPO申請を提出。上場は11月中旬以降の見通しで、評価額は最大2兆ドルと報じられ、日本の個人投資家が公開価格で参加できる可能性が取り沙汰されている。
Anthropicは2026年10月26日、SECに新規株式公開(IPO)の登録届出書を提出した。上場は早ければ11月中旬にもナスダック市場で始まる見通しで、報道ベースの評価額は最大で2兆ドルとされ、巨額規模の IPO になる可能性がある。公開価格の仮条件や発行株数、調達額、上場日などは現時点で空欄のままで、訂正目論見書で順次開示される見込み。
今回のS-1開示で売上や損益の状況が初めて公開され、売上は2026年上半期で約163億ドル、前年同期比約14倍となった。従量課金が主体で、上位顧客の比率は高くない一方、純損失は大きいものの多くは評価額の変動に伴う非現金項目の影響と説明されている。
アンソロピックはPBC型の組織形態と特殊な株主構成を採用しており、株主のリターンは基本的に資本利得のみに依存する見通し。配当は今後も行われない方針で、長期的な成長が前提となる。
日本の個人投資家にとっての変化として、公開価格での申込機会やNISA枠の活用、指数への早期組み入れの可能性が取り沙汰され、四半期決算開示を通じた「実態の検証」が進む点が注目される。
日経平均への波及や大型IPOの動向は、ANTの上場がAI関連株全般の需給や投資戦略に影響を与えるとの見方を呼んでいる。