メンバーズはAI時代の成長基盤としてAX事業への転換を最優先する方針を示し、2027年3月期第2四半期決算説明会で通期業績予想を下方修正した。AX強化の進捗と今後の取り組みが具体的に開示された。
2027年3月期第2四半期の決算説明会で、上期の売上収益は117億8,800万円、付加価値売上高は113億9,200万円となり、前年同期比で約3%の増収に着地した。一方、営業利益は3億8,900万円の赤字となり、修正計画のマイナス4億3,000万円を上回って赤字が確定した。原因として、生成AIの進化による定型工程需要の減少と、AX事業転換の遅れが挙げられ、 AX事業を全社の最重要施策として速やかに転換する方針を示した。
連結P/Lと生産性指標では、第2四半期の売上収益は60億3,700万円、前年同期比で微増、稼働率は80.6%、1人あたり売上単価は97万5,000円となった。上期累計の売上総利益率は低下し、販管費は新卒採用・M&Aの影響もあり増加。AX転換が進まない状態での決算となり、9月には通期営業利益を2億円へ引き下げた。
AX関連の施策として、AXサービスは30件以上、AX関連商談は1,000件、AXコンサル・エンジニアを計140名以上育成・輩出、230名のAX人材を育成する目標を掲げ、8月にはAIサービス群「やりきるAX」の提供を開始した。新規AX案件の受注を10億円規模へ拡大することを目標に、既存事業のAX変革と人材育成を加速させる。
下方修正の要因と今後の取り組みでは、外部環境の影響を受けた売上減少と稼働率低下を挽回するため、AX事業の全社的転換を最優先課題と位置づける。今期は月次の予実管理を強化し、AX関連の受注・稼働の進捗を都度開示していく方針。