ストッキングの中台紙に男性更年期を理解促す文章が同梱され、女性客を中心に批判が広がっている。アツギは長年の健康啓発の一環として発信してきたが、受け取り方に温度差が生じ続けている。
ストッキングの開封時に、中台紙へ「女性も知っておきたい、男性の更年期症状のこと」という健康情報が掲載されていたことが発端で、X上に投稿が拡散。商品を購入する女性の購買体験に配慮した設計だったが、男性ケアを求める内容が女性消費者の懸念を呼んだ。
アツギはこの取り組みを、男女双方のホルモンについての理解を深める企画の一部と説明。全12話のうち11話目にあたる男性更年期の記事以外にも、女性の健康を中心に乳がんや月経などを扱ってきた。中台紙を読み飛ばす購入者も多く、企画全体の意図が伝わりにくいとの指摘がある。
過去には2020年の「ラブタイツ」キャンペーンで性的表現を連想させる投稿が問題となり、謝罪とキャンペーン停止に追い込まれた経緯がある。この騒動は今回の事例と同様に、女性向け商品の情報発信が消費者の反発を招くケースとして再燃している。
今回の議論は「女性に寄り添う」の意味と情報届け方の適切さを問う形となり、男性更年期を取り上げること自体よりも、女性向け商品への情報伝達の仕方が焦点となっている。今後の対応として、情報の届け方の見直しが求められている。