大平洋金属は東京大学と共同で、南鳥島沖の海底にあるマンガン団塊からレアメタルを製錬する実証を2026年10〜12月に開始すると発表した。ニッケルやコバルトを含む金属を取り出す予定で、27年度には南鳥島沖で引き上げた団塊を使用する。
大平洋金属は東京大学と協力して、南鳥島沖の海底で採取したマンガン団塊からレアメタルを製錬する実証試験を開始する。実証は2026年10月から12月の間に始まり、東北地方の製造拠点での取り組みとして位置づけられる。
対象となる原料は南鳥島沖のマンガン団塊で、ニッケルやコバルトといった金属を金属状に取り出すことを目指す。商用規模に近い設備での工程検証を行い、品質やコストの把握を進める。27年度には南鳥島沖で引き揚げられた団塊を活用する予定だ。
実証期間は29年度までを想定。原料の輸送・製錬・残渣のリサイクルまで一連の工程を通じて、技術要素の有効性が検証される。南鳥島沖のマンガン団塊にはレアアースも含まれる点も併せて確認される見込み。
この取り組みは東京都のグリーントランスフォーメーション関連の支援事業として採択されており、GX関連の枠組みの中で推進される。