日本ギア工業の株価は9月上旬にかけて下落し、直近では反落局面が鮮明となっている。一方、直近の決算短信では売上高が横ばい水準ながら営業利益と純利益が大幅に増加し、受注残高も前期末比で大きく積み上がった。
9月4日から9月11日にかけて、日本ギア工業の株価は1,317円から1,213円へ7.9%下落した。9月11日の終値は前日比で48円安となり、9月7日の終値は1,348円で高値を付けた後、9月8日以降は1,301円、1,296円、1,261円、1,213円と水準を切り下げ、商い拡大後の失速が株価推移に表れた。
決算短信の要約によれば、2027年3月期第1四半期の売上高は前年同期比0.4%減の約20億6,000万円、営業利益は約4億9,600万円で前年同期比30.9%増、四半期純利益は約3億5,100万円で同30.6%増と大幅な増益を達成した。受注残高は前事業年度末比で31.5%増と積み上がっており、今後の売上拡大が期待される。
過去12四半期の業績は改善傾向にあり、純利益率・営業利益率はおおむね底堅く、自己資本比率の上昇と有利子負債の縮小で安定性が高まっている。今後は受注残の増加と発電所向け需要の増加が成長を支えうるとされ、リスク要因としては国内電力分野への依存や検収時期による売上変動、原材料価格の上昇、在庫評価負担などが挙げられている。