世界のコンテナ運賃を示す世界コンテナ指数が2週連続で上昇。アジア-欧州航路と太平洋横断路の運賃が押し上げられ、上海港の待機時間は緩和傾向を示している。
調査・データを公開する海運調査会社ドリューリーは、世界コンテナ指数(WCI)を40フィートコンテナあたり4585ドルと発表し、前週比で2%上昇した。今回の伸びは2週連続となり、主要航路のスポット運賃が全体的に上昇している。アジア-欧州航路と太平洋横断航路が指数を押し上げる要因となっているとの見方だ。
路線別では上海-ロッテルダムが3632ドルで3%上昇、上海-ジェノバは4152ドルで5%上昇した。欠便は来週8便と増える見通しで、船社の供給削減が運賃を押し上げる要因とされる。上海-ロサンゼルスは8007ドル、上海-ニューヨークは1万ドルを超え、米国の輸入需要が運賃の支えとなっているとされる。
一方で上海港の混雑は緩和傾向にあり、船舶待機時間は第38週の97時間から第42週には38時間まで短縮した。中東情勢による航行リスクはなお残っており、今後の運賃は需要動向や船腹調整、安全保障情勢に左右される見込みだ。