日本銀行はインフレ圧力と円安への対応として利上げのペースを加速する見通しだが、利上げ幅の拡大は行わないと伝えられている。来週の金融政策決定会合では短期金利を25ベーシスポイント引き上げるとの見方が広がっている。
日本銀行は来週開く金融政策決定会合で、短期金利を25ベーシスポイント引き上げて1.25%にするとの見方が広く報じられている。これまでの利上げサイクルは2024年以降、年に数回のペースで進んでおり、直近の利上げは6月に実施された。
日銀の当局者は景気回復へ影響を及ぼさない慎重さを強調してきたが、円安による物価上昇圧力の高まりを受けて利上げペースを加速させている。高市早苗首相就任後、金融・財政緩和の動きが日銀の対応を左右するとの懸念も出ている。
中東情勢の緊張と円安を背景に原油価格が上昇したことで日本のインフレ圧力は強まっており、日本政府は円安対策として過去に為替介入を実施してきた。4月下旬〜5月上旬の介入後、円の回復は短命に終わり、7月にも連携介入が行われたが長期的な効果は限定的だったとの指摘がある。
専門家は日銀が今月50ベーシスポイントの利上げには消極的と見ており、短期的な上昇圧力は抑制されていると評価している。インフレ抑制の遅れに対する市場の懸念を高めず、四半期ごとのペースでの調整を続ける可能性が高いとの見方もある。