日本株の決算発表後の株価反応を独自指標で測る分析が伝えられる。現在の決算好感度指数は42.5%で、投資家の評価は依然としてやや慎重な状態とされている。
本稿は、決算発表前後の株価動向を株価の上昇・下落と市場全体の動きと比較して評価するEAR(決算発表時の超過リターン)を基に、個別銘柄の反応を集計する方法を紹介している。EARは決算発表前日・発表日・翌日の3営業日の累積騰落率とTOPIXの同期間騰落率との差として算出される。
この指標を用いて算出された「決算好感度指数」は、TOPIX500構成銘柄のうちEARがプラスとなる銘柄の割合を0~100%で表す。変動は市場全体の動向を反映し、指数が50を超えれば好評が多いと解釈される。
現在の決算好感度指数は42.5%にとどまり、40~50%の間に位置している。これは決算発表前後の株価反応がTOPIXを上回る銘柄が半数に達していないことを意味する一方、投資家の評価が過度に楽観的ではないことを示唆する。
なお、指数が50%を超える局面を「底打ち後の回復基準」として注目され、2026年には指数が回復傾向を示しているが、現時点では依然50%を上回っていない。今後の決算発表次第で市場心理の転換が見られる可能性がある。