三菱電機が米PCI Energy Solutionsを約2200億円で買収する方針を発表。2026年中に同社の全持分を取得し、エネルギー管理・最適化ソリューションの事業拡大を目指す。
三菱電機は米国のエネルギー管理・最適化ソフトウエアを開発・提供するPCI Energy Solutionsを、買収額約14億ドル(約2200億円)で取得する方針を明らかにした。必要な規制当局の承認を経て、2026年中にPCIの全持分を取得する見通しである。
PCIはエネルギー需要予測や発電スケジューリング、電力取引関連のソフトウエアに強みをもち、米国市場では発電量の約6割で同社のプラットフォームが利用されているとされる。これにより三菱はエネルギー管理・最適化領域のソリューション拡充を狙う。
買収を通じて、三菱電機は電力市場のデジタル化と再生可能エネルギーの導入拡大に対応した需要予測・最適化・取引支援などの資産を取り込み、運用・管理までを含む包括的なサービス提供へと事業を広げる方針だ。
市場関係者は今回の大型M&Aが日本企業として同分野での存在感を高める布石と見る一方、収益貢献の実現や他部門との連携による相乗効果が焦点になるとの見方を示している。
三菱電機は2026年度に売上高1000億円、営業利益率16%を見込み、2030年度にはエネルギーソリューション事業で売上高2000億円、営業利益率28%へ拡大する目標を掲げている。