今週の米株市場はエヌビディアの決算上振れが中心となり、FRBの警戒姿勢が利上げ観測を再燃させた。WiseTechの売上増は大きかったものの市場反応は薄く、ASX銘柄の決算も利益面で期待を下回るケースが目立った。
週末にかけて米株式市場は小幅高となり、S&P500は0.49%上昇、ナスダック総合は0.85%上昇、ダウは0.53%上昇した。堅調な企業決算がFRBのタカ派姿勢を相殺したとの総括が伝えられている。
注目のエヌビディアは決算で売上高が962億ドル、前年比106%の伸びを記録。データセンター部門の大幅寄与が示され、通期ガイダンスは約1080億ドル(±2%)とされたが、中国向けデータセンター需要を含めないとの見通しが示された。
一方、Marvellや他の半導体銘柄への影響も伝えられ、エヌビディアの決算後には利益率や将来の見通しに対する市場の関心が広がっている。マーベル・テクノロジーは売上高は予想を上回ったものの、株価は反応が弱かった。
オーストラリア市場ではWiseTech GlobalがFY26で売上高を前年比79%増の約13.96億米ドルと発表した一方、利益面では市場期待を下回り株価が下落。Boss Energyは黒字化を達成したが鉱山移行リスクへの懸念から上値を抑えられた。WiseTechの一連の要因が市場心理に重くのしかかった。
週次トレンドとしては、ジャクソンホールでの発言を受けてFOMCの動向を睨む展開となり、月内のマクロ指標発表が市場の焦点となった。今後はメモリコストや利益率に対する見方が引き続き市場の圧力要因となるとの見方が示された。