SaaS業界の過当競争は今後3〜5年で本格化するとされ、ラクスの中村社長は“時間を買う出資戦略”を明かした。市場は成熟期に入り、CAC上昇と導入ペースの低下が顕在化している。
国内SaaS市場ではコロナ禍で資金供給が過剰となり、多くのソフトウェアが市場に投入された結果、競争が激化した。現在はバックオフィスDX需要がピークを過ぎ、意思決定の遅い層が中心となり、導入ペースの低下とCACの上昇が顕在化している。
市場の成長率はかつて30%以上と急速だったが、現在は10%台へ落ち込んできた。こうした状況下で市場は成熟化し、限られたパイを企業間で奪い合う形の過当競争が表面化している。ラクスのクラウド事業はオーガニックで年平均成長15%以上を見込んでおり、M&Aや価格改定があれば上振れ余地がある。
今後の再編の時間軸については、今後3〜5年で本格化するとの見方が示されている。具体的な時期の明示は記事の継続部分を要するが、再編の機運は高まっているとの認識が示された。