サワイグループホールディングスはFY2026決算説明会でAG制度変更の需要増に対する供給不足を謝罪し、2026年3月期の売上は2017億円だった。今後は生産能力拡大を通じた信頼回復を目指すとの説明があった。
サワイGHDは9月16日の個人投資家向け説明会で、AG制度変更の市場期待に対し供給が追いつかなかったことを受け、株主へ謝罪した。社長就任の中手氏は、需要に対して十分な生産ができなかった経緯を説明し、今後の信頼回復に全力を挙げる方針を示した。
2026年3月期の実績として売上収益は2,017億円で、計画の2,084億円を-67億円下回った。販売数量は171億錠、年間配当は55円で、来期計画は未公表ながら配当は56円を据え置く方針となっている。社長は供給制約が株価低迷の要因の一つだったと振り返った。
国内8工場の生産体制を背景に、2026年度には第2九州工場の新棟稼働で15億錠を上乗せし、年間220億錠体制へ拡大する計画を明らかにした。さらに福井の設備投資を継続し、2030年度には250億錠を目指す。
中期計画Beyond 2027では、連結売上収益2,200億円、営業利益310億円、コア営業利益330億円などを目標とし、自社生産能力を220億錠へ拡大、ROE10%以上、ROIC8%以上を掲げた。新たな4カ年計画についてはM&Aや工場新設を含む幅広い選択肢を検討している。
Q&Aでは海外展開・薬価改定の影響・バイオシミラーの扱いなどの質問が相次ぎ、国内市場でのシェア拡大を成長の土台とする方針や、AI活用を新製品開発に取り入れること、2029年創業100周年へ向けた施策の検討などが示された。