パンチ工業は特注金型部品で世界シェア首位を維持し、2027年3月期第1四半期に売上高108億5,200万円、営業利益5億6,600万円を計上。中期計画の達成に向け、特注品シフトと国内工場の稼働回復が利益率改善を支える見通しで、中国比率の変動や配当方針の公表もあった。
パンチ工業は、特注金型部品の世界シェア首位を維持しており、金型部品の売上内訳は特注品が249億円、カタログ品が141億円で、特注品比率は64%となっている。世界シェアは金型部品全体で2位、特注品で首位と推定される。
2027年3月期第1四半期の決算では、売上高が前年同期比6.7%増の108億5,200万円、営業利益は47.4%増の5億6,600万円となり、営業利益率は3.8%から5.2%へ改善した。国内工場の稼働回復が利益率の押し上げ要因となった。
中期経営計画VC28では、2029年3月期に営業利益率6.8%を目標とし、特注品の比率を68%へ引き上げ、国内工場の稼働率向上とミスミグループとの協業を推進する方針。
中国売上比率は59.2%で、2027年3月期第1四半期は自動車関連の売上減少が全体の自動車向け比率を押し下げた一方、スマートフォン関連や医療関連での需要が伸び、工場稼働維持の要因となった。
配当は年間20.10円を想定し、配当利回りは3.8%、通期予想を上方修正。2026年8月時点の予想では売上455億円、営業利益24億円へ引き上げ、今後の決算で特注品シフトや協業の進捗が焦点となる。
社長による生配信セミナーの案内では、最新業績・成長戦略・投資家が注目すべきポイントをライブ配信で解説する planned program が紹介された。