ディスコは2027年3月期の中間配当を186円に増額。ディスコと東京精密の収益力や最低投資額を比較する内容で、ディスコの上期業績と東京精密の業績・配当予想も併せて伝える。
ディスコは10月22日、中間配当を従来予想の171円から186円へ引き上げた。東京精密との比較では、両社の収益力や最低投資額、株主還元の特徴に焦点を当てる。10月23日の終値はディスコが4万9290円、東京精密が1万5520円で、100株の資金目安は約493万円と約155万円になる。
ディスコの2027年3月期中間期は売上高が前年同期比32.1%増の2571億円、営業利益が47.9%増の1166億円、最終利益が43.7%増の804億円で、売上高営業利益率は45.4%に達した。ディスコはダイシングソーやグラインダのほか砥石などの消耗品も手掛け、装置稼働後の需要創出が強みとなっている。
東京精密は第1四半期(4-6月)に売上高367億円、営業利益59億円、売上高営業利益率は16.1%だった。8月4日に通期売上高予想を1890億円、営業利益予想を440億円へ引き上げ、年間配当予想は304円で中間152円・期末152円の見通しとされた。
ディスコは高い利益率と消耗品分野の強み、東京精密は加工装置に加えて検査装置・精密測定機器を展開している点が特徴となる。最低投資額の差はディスコより約338万円低いことが指摘され、AI半導体需要の恩恵を受けつつも設備投資の減速や為替・中国市場の動向には留意が必要とされる。
投資判断の材料としては、ディスコの中間期の利益成長と配当増額、東京精密の低い最低投資額と通期増益・増配予想の両点が挙げられる。