ロシア拠点のハッカー集団Qilinの中心メンバーが大阪で逮捕され、ドイツ当局と連携して引き渡し手続きが進む。これまで世界約4000社がランサムウェア攻撃の標的とされ、日本国内の被害は53社に上る。
世界規模で展開していたハッカー集団Qilin(キリン)は、2022年10月以降、 ransomwareを用いた攻撃で世界約4000社を狙っていたとされ、日本国内でも53社の被害が確認されている。攻撃は製造業やサービス業、建設業、病院など多岐にわたり、取引先の業務にも影響が及んだと報じられている。
警察庁によると、ドイツ当局はQilinの中心的メンバーとされるロシア国籍の男性(28)に逮捕状を取得していた。日本の捜査当局は今年5月、この人物が日本へ入国したことを把握し、同月大阪市内のホテルで身柄を拘束。その後、国内の刑事施設で留置し、10月までにドイツへ引き渡して逮捕した。拘束には警察庁、警視庁、大阪府警、京都府警が関与している。
Qilinは複数の中心メンバーがランサムウェアの作成・管理を担い、多数いる実行役にツールを提供して世界的な攻撃を展開しているとされる。