米8月雇用統計が市場予想を上回りドル買いを誘発。ドル円は一時156円台へ動いた一方、円安是正への警戒感も残る。外為どっとコムは本日の見通しをこう伝える。
4日(金)の米雇用指標では、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回り、16.2万人増となった。前月分も上方修正され、3か月平均の増加幅は7.1万人へ拡大した。失業率は4.1%で横ばい、労働参加率は61.6%、平均時給は前月比0.3%上昇、前年比は3.1%と予想通りの動きを示した。
米大統領の発言として、トランプ氏が金利を引き下げなければ対米貿易黒字国との取引を停止する可能性を示唆したとの情報が伝えられ、利上げ期待が再燃する局面も指摘された。ドルの相場観には影響を及ぼす可能性があるとの見方がある。
ドル/円の本日の見通しレンジはおおむね155.6円から156.8円を想定。終値ベースで156円台前半へ到達する場面もあったが、円安是正への警戒感も残り、155.34円前後まで反落する場面も見られた。今後は10日のPPI、11日のCPIといった指標に注目が集まる。
市場関係者の見方として、FRBの利上げ観測が強まる一方、円安是正への警戒感も根強い。日銀の政策動向や財務当局の発言にも注視が続くとされ、指標の結果次第でレンジの動きが変化する可能性がある。