TSMCが米テキサス州に第2拠点を検討しているとの情報が浮上。アリゾナ州の投資を上回る規模で6棟の先端ウエハー工場を建設する可能性が取り沙汰されている。現時点で正式承認はなく、具体的な立地は未決定のまま。
半導体大手のTSMC(2330.TW)が米テキサス州で第2拠点の建設を検討していることが複数の関係者の話として伝えられた。ダラス一帯に先端ウエハー工場6棟を建設する構想で、総投資額はアリゾナ州の案件を上回り、米国の半導体製造投資として過去最大を更新する可能性があるという。
ただし現時点でTSMCから正式な承認はなく、ダラスが最終選定されるかは不透明。現地サプライヤーへの事前準備要請もまだない。市場は第3四半期決算説明会で経営陣が海外投資の布局に言及するかに注目している。
同社は今年上半期に約268億ドルを設備投資に投入しており、通年の投資額を従来予想から引き上げている。台頭するAI需要を背景に、来年以降の設備投資拡大の余地が見込まれるとの観測もある。
テキサス州は電力コストの低さや土地供給、充実した半導体サプライチェーンの存在などから投資先として人気が高い。テキサスの拡張は米国全体の生産ネットワークの強化につながる可能性が指摘されている。
株式市場では決算発表前後の情報を巡る動きが続く中、今回の報道が事実であれば米国拠点の戦略的地位が再度注目される見込みである。